2022.04.25 12:00「秋雨」秋雨色づいた葉の中で一人 うずくまっていた枯れ始めた花のように 下を向いていた夕暮れを待ち侘びて一人 空を見ていた涼しい風 吹き散らしていた 紅葉の錦丘から見降ろす 街並みは綺麗で涙が出そうになるんだよ夏はもう死んだ秋晴れた空に言葉一つ投げ捨てた「僕の夏を返してくれ」と息吹き返すまで またいつかそれまでさようならなんて嫌だよ雨落ちた街の中...
2022.04.21 12:00「追憶」追憶夏の終わった街を歩いていたずっと前から歩いていた冬の終わりを未だ望んでいる何かを探して旅をするいつだって 君の背中を追っていた遠ざかるばかりの夢を見た言い伝って 意味を探し回っている何を求めて歩いているんだっけどこか遠くの街でも行くよ探し物が見つかるまで気がつけば山谷すら超えて微かな君の気配辿っているんだ夜の終わった街を歩いていた川の...